こないだの土日に研修があり今日は代休を取った
時間があったので映画を観ることにした
監督はブラディ・コーベット(米国出身)
作名はブルータリスト
まず、本記事ではネタバレはしない
この作品は公開されて二週間と間もなく、
事前情報がない状態で見たほうが
楽しめると思ったからだ
なので、ここでは内容の具体的な推察はせず
見るべきかどうかと、見た後に調べたことをまとめたい
まず、見るべきかどうかについてだが
記事にも取り上げるくらいなので
薄々お分かりかとは存じますが、
私はぜひ劇場でご覧になることを貴方に勧めたい
理由は三つあって
具体的には
一つ目に、作中曲がいずれも時代背景や心理描写を示した(暗示した)巧みなものであること
二つ目に、上映時間が210分と長いこと
三つ目に、役者の演技が見事で時間を忘れるほど没入できること
が挙げられる
一つ目と三つ目は観れば分かるとしかいいようがない
二つ目について
この映画は第一部、第二部、エピローグの三つで構成されており
第一部と第二部の間に、15分間の休憩がある
その間は座席を立ち、劇場内を移動してもOKだ
(ここは賛否両論あるかもしれないが、個人的には初めての体験だったので、前向きに捉えた)
そして、
映画館を出たときは時間経過に感覚が追いつかず
すこし呆然としてしまうかもしれない
また、上映時間の分、内容も多いので
人によっては内容を整理するために
休息が必要となるかもしれない
なにより210分(三時間半)という時間は
現代人の感覚からすると非常に長い時間なので
自宅で観ようとしても体力と根気が保たないように思う
以上の理由から私は劇場での鑑賞をお勧めする
最後に、見た後に調べたことだが
長くなってしまったので一つだけ紹介したい
この映画ではAIによる最先端技術が使われている
具体的には
ウクライナのRespeecher社が提供する
音声編集AIで、
微妙な声の調子(抑揚や響き)を編集することができる
これにより、違和感なく役者の声を若返らせるようなこともできる
作中では役者が話す異国語の編集に
使用することで、
制作期間を劇的に縮めることができたとのことだ
一応、触れておくが
創作物にAIを使用するのはどうなのか
という点に関して
今回のようなケースは私は肯定的に捉えている
というのも、
作品の内容には大きく関与せず
編集作業に多大な時間を要する作業は
AIにやってもらった方が
我々にとって利益が多いと思うからだ
監督のコーベット氏は現在36歳、
AIを使用することで
彼の作品が従来の倍の数、制作されるとしたら
我々が得られる恩恵も倍になるという訳だ
大変有難いことである